富田俊明の日記
by izuminohanashi
カテゴリ:mount borradaile( 6 )
the swimming hole
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テントの網にヤモリがいた。
集まってきた蚊を食べていたのかな。
ベッド側の網から、ワンワンという羽音がおそろしかった。
夜から明け方まで聴こえてた、妙な音や鳴き声はなんだったのかな。

今日のガイドは、名前忘れちゃったんだよね(2か月以上経っているし)。chrisだったかな~。
今朝のサイトはthe swimming holeと呼ばれている場所。
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最初は、巨大な岩のオーバーハング。
ここにも巨大な虹蛇が絵の層の下に隠れていた。
岩絵のあるシェルターは、人々が集う場所でもあった。
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グラインド・ストーンやその他の道具がそのまま残されている。
これは、メッセージ・スティック。
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生きた場所に足を踏み入れているという実感がある。
年間1000人しか人が来ないこの場所ならでは。

岩山の麓に、柳のようなワトルが美しかった。
香りもすばらしい。
アーネムランド・ワトルというそうだ。
枝垂れた枝を潜るとき、秘密の庭の入り口みたいね、とjeanetteが囁いた。
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巨大なギャラリーがどこまでもつづく。d0142121_20565044.jpg
そこから岩山の上に攀じ登る。
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岩山の頂上にも、またたくさんのシェルターがあり、
たくさんの絵が残されていた。
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岩山を後にして、お昼前に、the swimming holeへ泳ぎに。d0142121_2101127.jpg
ひんやりとした水の中でじっとしていると、小さな魚がたくさんやってきて、
皮膚を突っついてきた。ものすごくたくさん集まっちゃった。
自分の昼ごはんを食べる前に、自分の体がこの子たちの昼ごはんになってしまった。
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by izuminohanashi | 2008-06-11 20:12 | mount borradaile
sunset at billabong
夕日を見に、billabongへ。
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クロコダイル!d0142121_19521617.jpg
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水路を抜けたら、billabongに出た。
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More
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by izuminohanashi | 2008-06-10 23:46 | mount borradaile
1st day
さて、昼食後の休憩のあとは、clareさんについて、最初のサイトに向かう。
mt. borradaileの概要を聞きながら。
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ボラダイル山と呼ばれているけれども、
一つの岩山があるわけではなく、ここは、
たくさんのrock formationが集まった場所で、
大きな川の周囲に広がった湿地帯から
たくさんの岩山が顔を出している感じである。
その中に、ボラダイル山と呼ばれる一つの岩山があり、それはU字型をしていて、
現在もそのU字に囲まれた内側は外部の人間には公開されていない。
そこは、全大陸の中でも5本の指に入る
もっとも聖なる地のひとつだと考えられるという。
有名なUluru(エアーズロック)も間違いなくその一つだが、
mt. borradaileはそれに匹敵するということだ。
それは、サイトの規模のことだけではなく、
より多くの言語グループによって重要な聖地と認識されていたということ。
最初のサイトで、このような聖地を抱くこのエリアの豊かさを
すぐに理解することになる。
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あぁ、それにしても、人に運転してもらって案内してもらうって、
楽チンだな~。そして、本当に美しい眺め。
1930年製だったかな、骨董品のようなジープで、サイトに向かう。

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このあたりの岩山は、海岸線の上昇で削られた場所。
言われてみると、今も岩に波が打ち付ける様子を容易に想像できる。
そうしてできたオーバーハングやケイヴが、先住民の住む場所となった。

そうしたケイヴの一つに入ってみると、
気持のよい風が絶えず抜けていく。
外の暑さがうそのようだ。

サイトは、必ず、よい眺めと、良い風を持っている。
極上の居心地の良さなんである。

さて、岩絵の方は、ものすごかった。
これまでもアメリカ、中国、スウェーデンやノルウェイ、
そしてオーストラリア各地で、
こうした岩絵のサイトを訪ねてはいたけれど、
このサイトひとつだけでも、これまでのメジャーなサイトの何倍もある。
そして、それが次のサイトへと切れ目なく続いている。
そしてちょっと歩くとまた次の巨大なサイト。こんなの見たことがない。
よほど豊かで平和な場所だったに違いない。
想像力とイメージと物語を、これほどまでに湧出させることができるほどに。

そして、5万年ほどに渡って描かれ残された岩絵に共通する、
この場所特有なルールが伝えられているのだが、
ぼくはそれがとても気になり、clareに何回も説明をねだってしまった。
それについてはここでは詳しくは書かない。
ただ、不思議な親近感を感じたことだけを書いておこう。
ぼくがこれまで創作の中で問うてきた、そして感じてきたことが、
いまの美術の中では失われ忘れられてしまったが、それは決しておかしなことではなく、
5万年にもわたって続けられてきたはるかな実践の中にも仲間がいたことを教えてもらった。

さて、岩絵そのものはあまり載せる気にならないのだが、
これだけはアップしよう。
巨大な虹蛇。
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下から見上げた時の効果は抜群である。
本当に気持ちの良いシェルターだった。
岩絵だけではなく、岩山そのものが、気の遠くなるような時間。
clareが示しているのは、かつての砂浜の跡。
ゴンドワナ大陸の頃のものだろうか?
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この岩山は、かつて浅い海の底で堆積した砂でできている。
それが隆起して再び上昇した海によって削られ今の姿に。
岩絵の時間。人間の時間。そして、岩の時間。地球の時間。
5万年にわたる岩絵の重なりだけではなく、
地球規模の気の遠くなるような時間の重なりあう場所。
でもそれぞれがかすれてしまうのではなく、
鮮やかなままに隣り合い重なり合って今の時を生きている。
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帰り道、珍しい野生のハーブにだけ住む特別なバッタの幼虫。
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乾季の、一番涼しい時期ということだけど、まだ緑がいっぱい。
これがもっと緑になるというのだろうか。
いろんなワトルの花が満開だった。
オーストラリアの国の花ワトル。
ワトルの花について、なにかとても美しい詩のようなことを
jeanatteが教えてくれたのに、忘れてしまった。
オーストラリア人なら子どものころに必ず習うという、その言葉。
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by izuminohanashi | 2008-06-10 21:43 | mount borradaile
the way to the base camp
さて、ここから、2ヶ月前に戻っての更新になる。
ざっと写真を見返してみて、記憶がよみがえる。
ほんとうに美しい場所、素晴らしい経験だったなぁ。

この日の朝は、Jabiruのキャンプサイトで蚊か暑さの二者択一を迫られて、
かなりつらい夜ではあったけど、目覚めは最高、昇る朝日と明るい空の色が清々しかった。

east arrigator riverを渡って、arnhemlandに入ると、
朝の光の中で、すべてが爽やかで、湿地帯や岩場の緑も、岩の灰褐色もともに明るく繊細で、
清々しく、また広々としており、その広がりのほうへ、心も体もともに広がっていくような、
今までにない感触を感じた。
昨日もパンクで引き返す前にそれを感じたが、今朝はさらに清らかだ。
聖地に入ったという実感。こんな場所がまだあったんだ。

昨日のようにはやられないぞ、とさらに慎重に、DASの小道へ入っていく。
雨で持っていかれた道の横の回り道を見失わないように。d0142121_1529479.jpg
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でも、途中でDASのサインと、もらっていた地図がそぐわないところがあり、
何キロも行ったり来たりして迷ったところがあった。
道はあるけれど、分かれ道。道を尋ねる人もなし。
結局、引き返した場所から500メートルほど先に、DASのもう一つのサインが。
ここを入って行けば、もう間違いない。
途中、草原になったり、乾いた湿地帯になったり、美しい森林帯をぬけたり、
なにか青く輝く大きな鳥が横切ったり・・・。

private air strapを抜けたら、もうキャンプはすぐそこだ。
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ついに到着!
なんか、もう一仕事終えてしまったような感じがした。

でもお昼に間に合い、午後からサイトをひとつ訪ねたあと、
サンセット・クルーズだ。

キャンプサイトには、数人のスタッフがいるだけ。
今日はclareさんという若いガイドが案内してくれる。
この人だな、昨日、電話で応対してくれたのは。

jeanetteさんというシドニー出身の女性とぼく以外、ツーリストはいなかった。
年間でも1000人ほどしか来ないんだという。
Jeanetteさんはとてもチャーミングな方で、母と同じ年齢だった。
ここまでチャーター便で来たのだけれど、
ぼくと同じようにいろいろとトラブルがあり、ぼくと同じ日程の3日間、ご一緒することになった。
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by izuminohanashi | 2008-06-10 20:08 | mount borradaile
border river
darwinに到着。
シャトルバスのお姉さんに、暑いねー、というと、
まさか! とってもいい感じに涼しいじゃない!
と返された。
小柄なのに、たくさんのバックパックを積み込む姿と、独特のアクセントに、
女性もタフでないとやっていけない土地にやってきたことを実感。

オーストラリア自身が休暇の時期に入っているせいか、
宿賃が軒並み上がっている。
翌朝、予約しておいた4WDを取りにAVISへ。
これがぼくの車。ニッサン。車は詳しくないけど、なぜか日本車だと安心してしまう。d0142121_1804723.jpg
街はすぐに抜けて、ハイウェイに乗る。
kakadu national parkのサインを過ぎるまででも、かなりの道のり。
午後4時までにサファリに入る予定だけど、この分だとどうなるのかな。
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ひたすらwoodlandを走る。
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ついに、east aligetor riverにやってきた。
この川を渡ると、arnhemlandだ。d0142121_1832577.jpg
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by izuminohanashi | 2008-06-09 17:58 | mount borradaile
ancient ochres
さて、いよいよ、2週間の旅の始まり。
駆け足だけれど、思いのほか長くなってしまったシドニーの、
少々ゴミゴミした街を離れて、
新鮮な空気を吸ってこよう。

はじめの一週間は、
数年前に行ったkakaduを越えて、
arnhemlandの岩絵を見に行く。

元バッファローハンターのdavidson夫妻の主催するツアー、
davidson's arnhemland safariは、伝統的な土地の所有者に特別な許可を得て、
mt. borradaileという聖地を公開している。
そこは、まだ数パーセントしか調査されていないにもかかわらず、
岩絵の宝庫だとか。
そのdavidson's arnhemland safariの協力で出版された、
mt. borradaileについての本、ancient ochresを、
昨日agnswで見つけて手に入れたばかり。
現地に着くまでに急いで読んでおこう。
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ちょうどこれを読み終わるころ、いよいよ、darwinが見えてきた。d0142121_19391975.jpg

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by izuminohanashi | 2008-06-08 19:24 | mount borradaile


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