バイト先へ向かう駅のホーム・・・
今日昼ごろ、横浜線。
真っただ中に居合わせてしまいました。
台風一過の清々しい真昼の光の下で、
それとはまったく別の現実がある裂け目から顔をのぞかせました。
見知らぬある人の人生の幕引きの場を目の当たりにして、
なぜだか愛しさと深い哀しみを感じています。
その人の中に見てしまった小さな小さな女の子のために。
なぜ人生はそんなにも苦しいものになってしまったのだろう。
一本松跡地の道案内の碑に古人が刻んだ三匹の猿の姿がなぜか頻りと思いだされ、
近頃ぼくの中で動きはじめたイメージと連動して、当分収まりそうにない。
一本松の壁画の構想のために以前描いたドローイングを、
またひっぱりだしてみる。
この猿、今のぼくには、小さな女の子が蹲まって泣いているように見える。